わが家の洗濯機選び

平成の大修理ということで、わが家は一九九二(平成四)年にちょっとした増改築をしました。浴室・トイレ・洗擢場・物入れの合計三坪を新しくしました。その折、十五年使って、あちこち具合の悪くなった洗濯機(GEの撹枠式)をどうするかが問題となりました。修理をすればまだ十分使えるけれど、先々また修理をしなくてはなりません。この先、だんだん年をとるのに、修理、修理では気が休まりません。そこで、ではこの際あまり気は進まないけれど「国産のよいのを一つ買うとしましょう」と決心しました。そして、ナショナル、東芝、サンョー、シャープ、二光お茶の間ショッピングまで調べに調べて、「日立と三菱なら買ってもいいわ」ということになりました。そして、この二つを検討した結果、三菱の六キログラム洗えるAWZ860型を買うことに決めました。日立は、GEを買う前に十三年愛用し、とても満足していましたが、とうとう修理不能になり、同じ型のものはもう日立にはなくなり、そっくりの洗濯機がGEだったのです。このときも気がすすまないまま、高価なGEを買いました。

どういうことか…

ホテルや団地のユニットバスならいざしらず、三・三平方メートルの浴室に取り付けるともなると、たいそう物足りないもので、暖房も寒くない程度です。メーカー名はShinkoとあるだけ、使用説明書も何もありません。値段は十四万円でした。とにかく身許のよくわからないものは使いたくないので、設計事務所に頼んで、配電図や特徴・用途を書いた紙のコピーをもらいました。事務所でもこれ以上はわからないということです。なるべく安くなんて頼んだ覚えもなく、ナショナルにも日立にも筋の通ったものがあるのにとすこぶる不満でした。建設省の委員会で、いわゆる大手のゼネコンの部長クラスの方二十人ばかり、その他建築学者などが加わったとても勉強になる委員会に出席しました。このときとばかり不満を投げつけたところ、大方の建築家は、二十四万円出さないと無理ではないかという意見でした。中途半端が何よりきらいな私が、厄介なものを抱えてしまったと思いました。このほど、うちの近くのお宅が改築をされ、床暖房に泡の出るお風呂、お茶室もあれば将来息子さんと同居できる二世帯住宅、もうこれ以上は望めないという家が出来ました。新宿区の公報にもきれいな建築物とちよいと出て、遠くから見物人もくるというお宅です。